ホーム > ブログ > お役立ち情報 > 看護師と子育ての両立をするには!?後悔しない職場選びを解説
コラム
看護師と子育ての両立をするには!?後悔しない職場選びを解説

採用応募問い合わせ

求人応募やキャリア無料相談もお気軽にお問い合わせください。

・子育てしながら看護師を続けたい

・子育てと看護師の両立ができる職場ってあるの?

・子育てするならフルタイム?パート?どちらがいいのかわからない

看護師と育児を両立させたいと考えている方で、このような疑問や悩みを持っていませんか?

看護師の資格を取った後、ライフステージの変化により子育てや介護と仕事を両立させないといけない方もいらっしゃいます。

これまで普通に働いていて起きなかった出来事も、子育てとなると子どもの体調不良や夜勤などの変則勤務といった看護師ならではの働き方も悩みの原因となってしまいます。

看護師の仕事は続けたいけど、家事も育児も両立させたいですよね。

フルタイムで働きながら子育てしていて悩んでしまって行動に移せないと、家事も子育てもどちらも上手くいかずにパートナーとトラブルになったり、ストレスから落ち込んでしまう可能性があります。

それでは、看護師と子育ての両立はできるのでしょうか。答えは「YES」です。

今回は、看護師ママが子育てを大変だと感じるタイミングや、仕事と子育てを両立させる工夫と後悔しない職場選びについて解説します。

今まさに子育てと仕事の両立に悩んでいる方やこれから出産を控えている方は、是非ともこの記事を参考にしてみてください。

子育てしながら看護師を続けると大変だと感じるタイミング

看護師としての激務をこなし、家に帰れば子育てと家族の面倒をみる日々を過ごしながら「看護師を続けるのは大変」と感じている方もいらっしゃいます。

この項目では、そんな子育てをしながら看護師を続けるのが大変だと感じるタイミングについて解説しています。

夜勤をしないといけない

病棟看護師として働く上では、必ずと言っていいほど夜勤をしないといけません。

独身で子育てをしない時期であれば、夜勤をしてもそんなに苦痛を感じなかったという方もいらっしゃるでしょう。

しかし、子育てをしながら夜勤をするとなると、夜に誰が子どもをみてくれるか、保育園には誰が送迎するのかなど、子どもの世話に対する悩みが出てきます。

また、夜勤をすることで体力的にもキツくなるため、思うように子育てができないと感じてしまう場合があります。

精神的に余裕がなくなる

看護師としてフルタイムで働きながら子育てをすると、自分の時間がなくなり精神的にも余裕がなくなってしまいます。

子育て自体が嫌だと感じるのではなく、精神的に余裕がなくなるのは看護師の仕事と子育てをうまく両立させられないのではないかと自分を追い詰めてしまうからです。

体力的にも苦痛と感じる

看護師が働く環境は、慢性的な人手不足と激務のため、体力的にも苦痛に感じている方は少なくありません。

勤務時間が始まってからほとんど座ることなく働き続け、状況によっては休憩もままならず残業に突入してしまう日もあります。

休みの日にリカバリーしようとしても、なかなかうまくいかずに疲労が溜まってしまいます。

フルタイムだと時間がなくなる

看護師としてフルタイムで働いて、仕事が終われば子育てと家事に追われる毎日です。病院の研修や残業が入ってしまうと家族の時間はその分遅くなってしまいます。

また、子育てと家事に追われて自分自身の時間を作ることができなくなってしまいます。そんな時にフルタイムで働きながら子育てをするのに限界を感じてしまいます。

時間が気になってしまう

保育園の迎えの時間が気になったり、帰りにはスーパーに寄らないといけなかったりと働きながらも時間が気になってしまいます。

帰ってすぐに洗濯をするのか、夕飯を作るのかをついつい考えてしまって仕事中にも時間が気になってしまう経験はありませんか?

子育てしながら看護師として働くときに、時間が気になってしまって落ち着かなくなり看護師を続けるのが大変と感じてしまいます。

家事が疎かになる

看護師を続けながら子育てをすることで、体力の限界を感じて細かく家事をこなすことができない状況になります。そうなると、家事が疎かになることで落ち込んでしまうでしょう。

忙しい時には気付かなくても、ふとした時に家事がきちんとできていないのに気付いた瞬間には、このまま看護師を続けるのは大変と感じてしまいます。

土日も仕事になる

看護師は、平日や土日関係なく変則的な勤務をこなしています。そうなると、保育園が休みの土日にも出勤しないといけません。

せっかく子どもと一緒の時間を過ごす貴重な時間である土日を共有することすらできなくなります。

土日の休みを取ろうとしても休みの希望が多くて、自分の希望通りに休めないといった状況も少なくありません。

子どもの体調不良の時

小さい子どもが体調を崩すのはよくあることです。慢性的な人手不足である看護師の職場において、子どもが体調不良になったからといって早退したいとはなかなか申し出にくいです。

自分が抜けた後の業務は誰が担うのか、入退院や手術前後の看護がたくさん待っていると考えてしまいます。

そういった状況への理解が少ない職場であれば、余計に言い辛くなってしまいます。

子どもに寂しい思いをさせていると感じる

子どもにとって、家族と一緒の時間はかけがえのないものです。それはママ・パパにとっても同じです。

フルタイムで働いていると、保育園が休みの日に一緒に休めなかったりすると寂しい思いをさせてしまっているのではないかと感じてしまう瞬間もあります。

看護師しながら子育てを続けられる工夫

看護師を続けるのが大変と感じていても、看護師は続けたいし子育ても続けられるような工夫をしたいですよね。

この項目で具体的な方法について解説しています。

それぞれ見てみましょう。

今の職場で勤務時間の調整をしてもらえるか

今働いている職場の上司へ、子育てと仕事を両立させたいので勤務時間の調整ができるか相談してみましょう。

ただでさえ看護師不足と言われる状況で、職場としては1人でも多く看護師を続けて欲しいと考えています。少しでも働きやすい環境づくりをしようと考えている職場としては、対策すべき内容でもあります。

パートナーと役割を分担する

看護師の仕事と子育てを1人で両立させようとするのは無理です。できるだけ、パートナーと役割を分担するようにしましょう。

例えば、保育園のお迎えや買い物、掃除や洗濯など具体的な内容をパートナーと話し合い、お互いに負担が大きくならないように調整します。

便利な家事家電を取り入れる

最近は、便利な家事家電が増えてきています。そういった便利家電を取り入れて家事の手伝いをしてもらうのもいいですよね。

例えば、食洗機やロボット掃除機、電気圧力鍋、衣類乾燥機能付き布団乾燥機などがおすすめです。

これらを使うことで家事を時短させられます。

周囲の協力を得る

仕事と子育てを両立させるためには、親だからといって自分1人で抱え込むと大変です。パートナーとの役割分担だけではなく、周囲の協力を得られるようにしましょう。

両親やパートナーの両親、きょうだいに相談し、できることから協力してもらえるようにします。

支援サービスを利用する

仕事と子育てを両立させるために、支援サービスを利用するのも良いでしょう。例えば、保育園や学童保育といった厚生労働省が運営するファミリーサポートセンターがあります。

子育て支援サービスを利用することで自分の時間を確保でき、安心して仕事と子育てを両立させられます。

家事代行サービスを利用する

フルタイムで働いていて家事をこなすのは大変ですよね。

最近では、家事代行サービスを利用する人が増えてきています。自分が子育てをしながら家事をしてもらえたり、日頃できない掃除などの家事をしてもらえると負担がかなり軽減されます。

看護師と子育てを両立させるために後悔しない条件とは

仕事も子育ても両立させたいし、きちんとこなしたいですよね。

これまで解説した工夫をしていても、看護師としての仕事には変わりがないために仕事の負担は大きいままと感じてしまいます。

仕事と子育てを両立させるために交換しないために、看護師として後悔しない条件とはどのようなことがあるのでしょうか。

この項目で詳しく解説します。

夜勤がない職場への転職

ただでさえ夜勤をすることでの心身の負担も大きく、家事や子育てもしないといけないため余裕がなくなってしまいます。

フルタイムで働くのが大変だし、時間が足りないと感じている人にとっては夜勤がない職場への転職を検討しても良いでしょう。

時短勤務

今働いている職場で、時短勤務ができるか相談してみましょう。

1時間でも遅く出勤できれば子どもの世話もできるし、1時間でも早く帰れたら保育園の迎えや家事、買い物や夕飯の準備ができます。

しかし、時短勤務になるとフルタイムで働いていた頃と比べると給料が減ったり、職場によってはボーナスが減ったりするケースもあります。

子育てをしながら働く看護師は、時短勤務で働いている方も増えています。

パート勤務

時短勤務では難しい場合、パート勤務への変更が可能か相談しても良いでしょう。

パート勤務であれば、短時間の勤務で家庭を優先することができます。

しかし、時短勤務と同様にパート勤務になると給料が減ってしまうため、家族でよく相談しておきましょう。

一旦、退職する

看護師として働くのが大変な場合、一旦退職して子育てと家事を優先するのも良いでしょう。

ある程度、子育てがひと段落してから看護師へ復帰することも可能です。

日勤だけの部署に異動

今働いている職場において、夜勤をしなくても良い日勤だけの部署への異動を希望するのも良いです。

例えば、外来や併設されている訪問看護ステーションがあります。

自宅から近い職場を選ぶ

これまで働いていた職場が自宅から離れていることで通勤にかなりの時間を費やしている方もいらっしゃるでしょう。

子育てや家事をする時間を作るためにも、自宅から近い職場を選んで転職するのも一つの手段です。

保育所や託児所を設けている職場

子育て支援のために、保育所や託児所を設けている職場も増えてきています。

そういった職場で働くことで、子育ての理解を得られ、子どもの体調不良の時には早退や受診をすることもできます。

復職支援サービス

子育てや介護のために退職した場合や、育児休暇を取得した看護師のための復職支援サービスを利用することができます。

看護協会や病院での取り組みの一つとして設けているケースもありますので、今働いている職場で取り入れているか、そうでなければ取り入れている職場で働くのも良いでしょう。

知っておきたい勤務先の対策や制度

仕事と子育ての両立を実現させるために、国でもさまざまな制度を設けています。

この項目では、知っておきたい勤務先の対策や制度を解説しています。

このような取り組みをうまく利用していきましょう。

超過勤務対策

超過勤務対策とは、2019年4月に施行された働き方改革関連法で定められました。労働時間外の時間は月45時間、年369時間を上限とする規制のことです。

看護師の業務では、時間外労働を完全に無くすことは難しいものです。しかし、看護師同士で協力したり、看護補助者との協働などにより超過勤務の削減を目指す必要があります。

育児短時間勤務制度

育児短時間勤務制度とは、子供が3歳になるまで1日原則6時間の勤務を常勤扱いとする制度のことです。

ただし、原則として3歳までとしていますが、職場によっては期間が異なる場合があります。小学校に就学するまでや小学校卒業までと利用期間はさまざまです。

短時間正社員制度

短時間正社員制度とは、正社員でありながら勤務日数を減らしたり、勤務時間を短くしたりできる制度のことです。先述した「時短勤務」のことでもあります。

この制度は、育児短時間勤務制度に似ていますが、育児以外の理由にも適用されます。この制度を利用できるかどうか、利用期間はどれくらいかを働いている職場や転職先で確認しておきましょう。

これは、日本看護協会が普及に力を入れている制度でもあり、看護師が働く職場ではよく知られているのが特徴です。

子育てしながら看護師を続けやすい職場

これまで働いていた職場でフルタイムは難しい場合、子育てしながら看護師を続けやすい職場への転職を検討しても良いでしょう。

この項目で看護師を続けやすい職場を解説しています。

外来・クリニック

外来やクリニックで働く場合は、診察時間が決まっているのもあり残業が比較的少ないです。また、夜勤もないため子育てしながら働いている看護師も多いため、子育ての相談をしたり、子どもの体調不良による急な勤務変更への理解も得られやすいです。

訪問看護ステーション

訪問看護ステーションも夜勤はありません。勤務時間も決まっており、事業所によっては空き時間に自分の予定をこなすことができます。

しかし、正社員で働く場合はオンコール対応をしないといけないため、事前に相談しておきましょう。

デイサービス

デイサービスも夜勤はありません。勤務時間も決まっているため残業も少なく、仕事と子育てを両立させやすいです。

医療行為はほとんどなく、バイタルサイン測定や軽度の処置程度で看護業務というより介護業務がほとんどです。そのため、看護師の人数は少ないですが、病院勤務と比べたら心身の負担も軽くなります。

訪問入浴

デイサービスや訪問看護ステーションと同様に、訪問入浴は勤務時間が決まっているため仕事と子育てを両立させやすいです。

訪問入浴では、看護師1人と介護士2名で利用者宅へ訪問します。看護師としての知識や経験を活かすこともできるため、やりがいを感じられるでしょう。

介護施設

介護施設の看護師は日勤業務だけの場合があります。残業も少なく夜勤がなければ、仕事と子育てを両立させやすくなります。

転職する際には、施設での看護師業務を事前に確認しておきましょう。

保育園

保育園の看護師として働くのも良いでしょう。保育士と子育ての相談をしたり、子どもたちとの関わりが自分にとって貴重な経験にもなります。

しかし、保育士と同様に季節ごとの行事の準備のために残業する場合があるため、事前に確認しましょう。

児童発達支援・放課後デイサービス

児童発達支援・放課後デイサービスとは、障害を持った子どもたちへの支援を目的とした福祉サービスのことです。乳幼児から18歳(条件によっては20歳まで)の子どもを預かっています。

ここでは、看護師の常駐が義務付けられています。園児の健康管理や健診補助、保育指導や保育士のサポートが主な仕事内容です。この仕事は、保育園の看護師と同じです。

子どもを預かる仕事であり、夜勤や残業は基本的に発生しないため、仕事と子育てを両立させやすいです。

しかし、土日もオープンさせている事業所もあるため、自分の働き方や家庭の状況を加味して事業所を選択していきましょう。

採用応募問い合わせ

求人応募やキャリア無料相談もお気軽にお問い合わせください。

看護師と子育てを両立させられる職場を見つけてイキイキと働きましょう

さまざまな悩みや大変な思いを抱えながら看護師として働き、子育てをするのは両立できないと感じている方も少なくないでしょう。

看護師としてのキャリアも失いたくないし、子育てだってきちんとしていきたいと考えた時に、どちらに対しても理解のある職場で働けばどちらも解決できますよね。

仕事と子育ての両立をするためにも、ママ自身も心身共に元気でなくてはなりません。

子育てしながら看護師を続けることは可能ですので、後悔しない職場選びとしてこの記事が役に立ってもらえたら嬉しく思います。