双極性障害は、うつ状態だけでなく、明るく活発にある躁状態を繰り返す精神疾患です。明るくみえる躁状態になることもあるため、周囲からは精神疾患と認識されにくい傾向があります。
双極性障害を発症する原因は複雑で特定することは難しいです。仮に原因と考えられることが改善されたとしても直るとは限りません。また、症状が良くなっていても再発することもありますので慎重に治療を進める必要があります。
ウィリングでは焦らず、利用者さんとご家族、周囲の方とのコミュニケーションを大切にしてサポートし、共に社会復帰を目指してまいります。
主な症例
・気分が異常に高まる
・話し続ける、止まらない
・思考が次々と移る
・睡眠が少なくても平気
・抑うつ気分(悲しみ・虚しさ・絶望感など)
・意欲・興味の著しい低下
・自責感や無価値観(自分を責める、役に立たないと感じる)
・死にたいと感じる、希死念慮
・焦燥感や不安が強いのに気分は沈んでいる
・不眠と多弁、衝動的行動が混ざる
周りが気をつけること
双極性障害の方と接する際、周囲はまず病気への正しい理解を持つことが重要です。躁状態では本人が異常に明るく活動的になるため、一見元気に見えても無理な行動や衝動的な言動に注意が必要です。
その際、否定や叱責をせず、落ち着いて見守りましょう。うつ状態では逆に気分が沈み、無気力になりますが、「頑張って」などの励ましは逆効果となることもあるため、そっと寄り添う姿勢が大切です。
ウィリングでできること
双極性障害は症状が悪化する前に対策をすることがとても大切です。ウィリングでは本人の状態をしっかり観察して、症状の変化をしっかりと見つけます。
そして、これまでの経験や知識、エビデンスに基づいた医療を提供し、一人ひとりに合ったケアを行います。
また、ご家族のケアも同時に行い、本人やご家族が病気に立ち向かえるようにサポートしてまいります。
