訪問看護/相談支援

訪問看護事業

その人らしく暮らしていくためのお手伝い
訪問看護ステーションウィリングでは病気や障がいにより暮らしに難しさを抱える方々に対し、精神科訪問看護という専門知識を土台としたスタッフが理解力と共感力、課題解決力などを強みにして暮らしを支援しております。限りある訪問時間で、病状や思考がどのように暮らしに影響を与えていて、どのように対策したり、日常生活で行動をとっていけば良いのか一緒に考え、一緒に実施できるようにサポートしていきます。

利用までの流れ

Step1
相談
訪問看護に興味がある方はお気軽にご連絡・お問い合わせください。 または、主治医・ケアマネージャー・訪問看護ステーション・入院している病院にご相談ください。 その後、医師の診察を受けて主治医より「訪問看護指示書」が作成されると訪問看護を受けることが出来るようになります。
Step2
契約
ご本人・ご家族と訪問看護ステーションとで契約を結びます。その際に、訪問看護の内容の説明を行い、質問にもお答えします。また、訪問看護指示書と本人・ご家族の希望に合わせて訪問回数を決め、訪問看護の希望日時をうかがいます。
Step3
利用開始
契約後は、訪問看護サービスの利用が開始されます。 利用開始後も関係者と常に連携し、定期的に利用者様の状況やその後のサービスの方向性についての打ち合わせを行います。ご利用中のご要望に関しましてはお気軽にご相談ください。

ケーススタディ紹介

妄想があり引きこもりがちだった統合失調症のAさん
40代 Aさん 統合失調症
大学を卒業後、プログラマーとして就職。入職時は、「好きなことを仕事に出来た」と仕事を楽しめていた。入職して順調に仕事も覚え専門スキルも上がっていき、6年後には主任、さらに5年後には課長と昇進していく。しかし会社の管理体制が大きく変わったことをきっかけに、業務が多くなり多忙な生活を続けていた。残業は毎日3時間以上に及び、休日出勤も続き徐々に疲弊していく。そんな生活が約1年続いたある日、「悪魔に殺される」と会社で叫び2階から飛び降りようとしたため精神科を受診し統合失調症と診断される。その後、閉鎖病棟で2か月ほど入院し妄想や希死念慮、危険行動が消失したため自宅退院となる。入院前は一人暮らしであったが、退院後は実家に戻り両親と暮らすことになる。
訪問看護導入前
退院後は、実家の自室に引きこもり1日中寝ているか、スマホでゲームをしている。
夜中になると起きて虚空を見つめ「死にたい」「生きているのが辛い」とぶつぶつとつぶやく様子、「俺は悪魔に殺される」「悪魔に狙われている」と顔をこわばらせおびえる様子あり。
退院時は、入院していた病院の精神科デイサービスに行く予定であったが行っていない。
「薬は飲んでいる」と本人は言っているが、母親が残数を数えるとバラバラで内服管理は出来ていない様子である。
そんな息子の様子を見て不安を感じた母親が訪問看護ステーションに相談。訪問看護を導入することになる。
訪問看護導入後
本人の死にたい気持ち、生きているのがつらい気持ちを傾聴する。また、相談しながら日中活動する時間を取り入れたスケジュールを立てるようにした。家に引きこもりがちで体力の低下が見られたため、日中は、少しでも体を動かしてもらうため自室ではなくリビングにてゲームをするように声かけを行った。また、週に1回ご家族に時間がある際はご家族に付き添ってもらい本人が学生時代好きだった音楽ゲームをゲームセンターで実施してもらうなどし、外出の機会を作った。
内服に関しては、薬剤指導を行い内服の必要性を再認識してもらった。また、お薬飲み忘れ予防のアプリを利用してもらうことで内服忘れに取り組んだ。
様々な方法で看護師が本人の生活リズムを整え、内服を確実に出来るようにサポートした結果徐々に、日中活動する時間が増えた。また、内服も確実に出来るようになってきた。
訪問看護導入当初に出ていた、「死にたい」という発言や独語や悪魔の妄想も減っていった。
現在は、「仕事したい」との発言も出てきており仕事復帰も視野に入れ、精神科デイケアで就労支援プログラムを受けている。
母親も息子の症状が落ち着き、安心した表情を浮かべている。

よくある質問

  • 訪問看護ではどのようなことをしてくれますか?

    医師の指示書のもと、看護師や作業療法士等がご自宅に伺い、その人がその人らしく生活できるように、病状を定期的に確認したり、お薬が飲めるように支援したり、日常生活の動作の維持向上など、専門的な観点からケアを行います。その結果、病状が悪化せず穏やかに過ごすことができたり、入院せずに済んだり、仕事をしながら無事に1ヶ月を過ごすことができたりとさまざまなメリットがあります。

  • 訪問介護と訪問看護はどう違うのですか?

    訪問介護の場合、家事等の援助や、⾷事や⼊浴の補助といった⾝体介護が基本で医療⾏為はできません。⼀⽅で訪問看護の場合は、医療の専⾨知識を持った看護師や療法⼠が、服薬状況や病状の確認、⽇常⽣活のケアやリハビリ、家族への相談⽀援も含め医療⾯で⽀援します。

  • 訪問看護はどのような人が受けられますか?

    子供から高齢者、病状や障がいが軽くても重くても、訪問看護を必要とするすべての方が受けられます。
    主治医や入院している病院に相談し、訪問看護指示書が出されると訪問看護を受けることができます。どこに相談するべきかわからない場合はお気軽にご連絡ください。

  • 訪問看護はどのくらいの頻度で受けられるのですか?

    訪問看護の頻度は保険の種類やご本人の状態によって変わります。医療保険の場合は、原則週に3回までです。(状態によっては週4回以上の訪問が可能なこともあります。)
    介護保険の場合は、ケアプランによって変わります。

事業所

巣鴨事業所

板橋事業所

事業所名
訪問看護ステーション ウィリング
事業所番号
1361690181
所在地
〒170-0002 東京都豊島区巣鴨1丁目29番地11号 図南社ビル2F
営業日
月~金(9:00~17:00)
電話番号
03-6902-9565
FAX番号
03-6902-9566
訪問可能エリア
豊島区、文京区、北区、その他必要に応じて ※詳細はお問い合わせください。
事業所名
訪問看護ステーション ウィリング 板橋サテライト
事業所番号
1361690181
所在地
東京都板橋区蓮沼町4-11 グランドパレス本蓮沼駅前202
営業日
月~金(8:30~17:30)
電話番号
03-6902-9565
FAX番号
03-6902-9566
メールアドレス
soudanshien.willing@gmail.com
訪問可能エリア
板橋区、北区、その他必要に応じて ※詳細はお問い合わせください。

相談支援事業

障がいのある方の「暮らし」について無料でさまざまなご相談に応じます。
相談支援事業所ウィリングでは、障がいのある方やご家族の希望する暮らしや夢に近づけるように、一緒に考えてサービス利用計画書をお作りしています。その中で適切な医療福祉サービスにつなぐお手伝いをさせていただきます。
お気軽にご相談ください。
福祉サービスの例
・居宅介護
・就労移行支援
・通所介護
・行動援護
・ショートステイ
・グループホーム
医療サービスの例
・自立支援医療
・訪問看護
・訪問リハビリ
・訪問診療

利用までの流れ

Step1
面談とアセスメント
障害福祉サービスのご利用をお考えの方はお気軽に当事業所へご相談ください。 相談支援専門員が、面談を行い現在の状況とお困りごとを伺い、必要な福祉サービスをご提案します。
Step2
障害福祉計画書の作成とケース会議
面談後は、面談の情報とアセスメントをもとに相談支援専門員が障害福祉計画書を作成いたします。 その後は、主治医などの医療スタッフや福祉用具の業者とともに、障害福祉計画書の内容に関しての会議を行います。
Step3
サービス利用の開始とモニタリング
ケース会議の後は、相談支援専門員が立案した計画をもとに障害福祉サービスの利用が始まります。 障害福祉サービスの利用開始後、相談支援専門員が計画の内容が相談者に合っているか観察を行います。相談者の状況が変化すれば計画の内容を練り直したりと相談者を継続的に支援していきます。

ケーススタディ紹介

対人関係にストレスを感じ就労が困難だった20代男性Bさん
20代 Bさん 広汎性発達障害
こだわりが強く、臨機応変に動くことが難しい。
過去に就労移行支援サービスを利用し一般就労するも、人間関係からくるストレスが大きく、体調面に影響が出始め就労継続が困難となり、現在は就労継続A型を探している。
相談支援
① ご本人から相談依頼
事務所へ電話がかかってくる。
「区役所からの紹介で事業所の存在を知りましてご連絡しました。」

② Bさんと面談
相談支援のサービスの説明と契約を取り交わす。利用者さんは福祉サービスの種類や特徴を知らないケースも多く、理解を深めてもらう。
そして、ご本人の生活状況とお困りごとや今後の希望を伺う。
「将来的には一般就労を目指したいです。対人関係にストレスを強く感じるんです。自分の好きな分野(IT・デザイン)を活かしたいです。」

③ 面談情報をもとにアセスメントを行い必要なサービスを選定
福祉サービスの中で本人の希望に合った就労を継続して、スキルと自信をつけてから一般就労へトライする道筋を組み立ていく。
その中で、時系列での道筋も考察しつつ、地域の就労移行事業所の特色を確認しながら、候補となる就労移行支援事業所をいくつかピックアップし、ご本人へ提案する。また、過去に体調悪化により就労を断念したこともあり、医療の側面からの支援も必要と考え、定期的な訪問看護による支援も提案し、Bさんから主治医へ相談してもらうこととする。

④ サービス等利用計画の立案
対象事業所が決まったら、目標や週間スケジュールなどを定めサービス等利用計画書を作成する。
作成したサービス等利用計画書を区の窓口へ申請する。

⑤ サービス担当者会議を開催
担当者会議を開催し各サービス事業所と方針を合わせてサービス利用へ向けての準備を整える。

⑥ 定期モニタリングの実施
担当者会議の後サービス利用を開始し、担当者と取り組みの実施状況の確認を行い、現状や今後の課題など支援の方針を定期的に見直していく。
相談支援専門員の介入後…
Bさんは、PCスキルを活かせるデザイン関係の就労継続A型事業所に通うことができ、イラストレーターやフォトショップを使用した作業を行えて喜ばれていた。 また、体調悪化への対策として導入した訪問看護の支援により、服薬状況は改善し、感情障害や思考障害も少なくなったことで、勤務時間を伸ばしても状態良く働くことができている。

よくある質問

  • 相談するにはどうすれば良いですか?

    当事業所へお電話にてご連絡いただけましたら、面談日などの調整をさせていただきますので、お気軽にご連絡ください。

  • 本人でなくても相談できますか?

    はい、ご家族や周りの関係者の方からもご相談をお受けしております。

  • 計画ができるまでどのぐらい時間がかかりますか?

    目安として1週間程度お時間をいただいておりますが、依頼状況によって1週間より早く作成できる場合もあります。

  • 相談事業所ではどんな人が相談にのってくれますか?

    相談支援の研修を受けた経験豊富な相談員が対応させていただきます。障害のある方の福祉サービスだけでなく、医療サービスの支援も相談できます。

板橋事業所

事業所名
相談支援事業所ウィリング
事業所番号
1331903581
所在地
東京都板橋区蓮沼町4-11 グランドパレス本蓮沼駅前202
営業日
月~金(8:30~17:30)
電話番号
03-6784-0003
FAX番号
050-3173-5551
メールアドレス
soudanshien.willing@gmail.com
訪問可能エリア
板橋区、北区、豊島区、文京区その他必要に応じて ※詳細はお問い合わせください。